参考にしたもの
平成30年の12月に、税理士試験の相続税法に科目合格しました。会計2科目は取得済(そう、はるか昔です…。)でしたので、そこから大学院の秋入試に向けて、志望校を検討したり、大学院入試の準備をしたりで、年末から年明けにかけ、とてもバタバタした記憶があります。
今回は、大学院選ぶのに何を参考にして、何を基準にしたのかを中心に書きたいと思います。
税理士試験に科目合格して、まずどんな大学院があって、どの大学院に通えば、科目免除が受けられるか調べる必要がありました。
そこで、河合塾KALSの、税理士「税法」科目免除大学院セミナーに参加しました。そこでは、河合塾KALSの授業のカリキュラムの説明の他、税法免除に対応した大学院のリストももらえました。(たしか、そのリストには、入試難易度や実績などを考慮して大学院ごとにランク付けがされていたと思います。)
実際に、河合塾KALSに通学して、大学院入試対策をするのも方法の一つです。自分で入試対策するよりも確実に大学院選びができ、合格のための入試対策ができると思います。
しかし、私の場合、時間もお金もなかったので、河合塾KALSへの通学はできませんでした。そのため、リストから通学可能な大学院を探すことにしました。
河合塾KALSのホームページにも、税法免除可能な大学院として一覧になっています。ただし、入試難易度については、一切書かれていませんので注意が必要です。
自分は何を基準にしたか
自分が大学院を選ぶにあたって重視したことは、仕事をしながら通えるところかどうかということです。そこで、授業が、平日夜と土日で実施されるところをまず探しました。
そこから、修了までの取得単位数の少ない大学院をさらに探しました。大学院では、一般的に、1年次に単位を取りきる、2年次は若干の授業と修士論文執筆に専念する、という流れになるかと思います。
次に2年間で必ず修了する(できる)ことです。そのため、極力論文執筆に影響がでないように、取得単位数の少ない(修了まで30単位程度)大学院を選びました。また、論文に高いレベルを求める大学院や、留年率の高い大学院は2年間で修了できない可能性があるので避けました。
大学院は、本来、自分が研究をするために通うところなので、このような考え方はけしからんのかもしれません。しかし、税理士試験の税法科目の免除を最優先していましたので、そこは割り切って考えました。
また、大学院入試までの準備の時間が非常に短かかったため、小論文対策する時間もありませんでした。そのため、面接と研究計画書で試験できる大学院であることを条件に加えました。
一般的に、大学院入試には、一般入試と社会人入試があります。お仕事をされている方の場合、英語の試験がない社会人入試になると思われます。
候補に挙がった大学院
結果、候補に挙がった大学院はつぎのものでした。
- 日本大学大学院経済学研究科
- 文京学院大学大学院経営学研究科
- LEC会計大学院
特に、文京学院大学大学院は、金曜の夕方と土曜日の終日で、修了できるので、第一志望にしていました。
日本大学大学院は、実績のあるところで、自分の基準も満たしていました。
LEC会計大学院もそうですが、授業料が高い…。大学院の授業料は、2年間でだいたい160万円~180万円です。LEC会計大学院は270万円と約100万円位高い。そのため、上の2校に合格しなかったときにあらためて検討しようと考えていました
あと、MARCHの大学院は、教授が求める論文のレベルが高いので、修了できないケースもある。また、日本唯一の通信制大学院は、留年する方が毎年いる位、厳しい。という話を聞いていました。
そのため、2年間で必ず修了するためには、これらの大学院は、候補から外れました。
入試の結果は?
受験する大学院が決まって、まずは、クリスマスの前後、文京学院大学大学院の説明会がありましたのでそちらに参加しました。また、それ以外にも、希望者には、教授が、研究計画書の添削をしてくれるとのことでしたので、拙いながらも何度か添削頂き、期限までに研究計画書を書き上げました。
当初、添削して頂いて完成した研究計画書をベースに、日本大学大学院の研究計画書をつくる予定でしたが、日本大学大学院の出願期限までに、研究計画書が仕上がらず、不完全な形で提出しなければなりませんでした。そのため、日本大学大学院は不合格でした。
文京学院大学大学院は、出願期限が日本大学大学院よりも遅かったので、期限までに研究計画書の添削を終え、提出することができました。その後、面接を経て合格することができました。
なお、無事、文京学院大学大学院に合格できたので、LEC会計大学院を受験することはありませんでした。
おわりに
今回大学院の選び方について、自分の基準で選んだこと書いてみました。
このような基準で選びましたが、それでも、入学してから、単位をとって、修士論文を書き上げて修了するまでの2年間は、正直大変でした。
あくまで私個人の考え方なので、その方々の状況によっても、大学院を選ぶ基準は変わってくると思います。
先ほどの通信制大学院も、近くに大学院がない場合には、候補に入れるべき大学院になると思われます。また、私は関東在住ですが、関西の場合、選ぶ大学院も変わると思います。
ネットなどを見ても、税法免除大学院についての情報は少ないです。それ以外にも、事務所の方に大学院に通われている(修了した)方がいれば、その方のお話を伺うのも一つと思います。
また、宣伝ではないのですが、文京学院大学大学院は、授業の単位もすべて税法科目で取得できますので、学習効率も良かったと思います。決して楽ではありませんでしたが、お勧めする大学院です。